快進撃を続ける広島東洋カープに突然の寂しいニュースです。チームの大黒柱として広島を牽引してきた新井貴浩選手(41)引退会見を開きました。その理由とは?何が原因で引退を決意したのでしょうか?また、”新井さん”と親しまれていたファンからの反応もすごくSNSは新井さんの文字でいっぱいです。
そして、引退後、今後どうしていくのかも気になる所です。もう知らない人はいない選手ですが、改めて新井貴浩に迫ってみたいと思います。
新井貴浩さんどうして引退が今だったの?理由は?
成績不振で致し方なく…というレベルの選手ではありません。今期、故障などもあり思うようにプレイが出来ていなかった所もありましたが、持ち味の勝負強さはズバ抜けていたようです。
ここ一番の代打の場面で登場し結果を残す姿にファンのみならず、同じ現役の選手達の心の支えになっていたのは間違い無いのではないでしょうか?
「いざって時は新井さんがいる。」こんな頼もしい選手がいるでしょうか?
まして、3年連続リーグ優勝が決定的な今、なぜ会見をおなったのでしょうか?
新井貴浩さんの描いた引退のストーリーが美しすぎる。
新井貴浩さんが会見で語った一言に全てが含まれていると思います。
「最後日本一になって、みんなとうれし涙で終われれば最高。」
確かに、スポーツ選手の悲しい所でもあります。他の職業に比べて現役でいられる時間はなんとも短いことか。
どんなスーパースターにも必ず引退はやってきます。
新井貴浩さんにしかわからない所でもありますが、本人だけが感じる限界が見え隠れしていたんでしょうね。
そこもまたかっこいいじゃなですか。長年頑張ってきたのですから、綺麗に締めくくって引退していただきたいです。
さらに、今後のカープの事を考えた上でも今が良いのではないかとも発言しています。
若い世代にバトンを渡すため、潔く…かっこよすぎます。
新井貴浩さんのケガって?
今年の春(3〜4月にかけて)「左腓腹(ひふく)筋挫傷」という事で2軍での調整に入った事が引き金だったのではないでしょうか?
「左腓腹(ひふく)筋挫傷」とは要は「左ふくらはぎの肉離れ」です。一流のプロスポーツ選手は自分の身体が壊れてしまう所まで力が出せてしまうのもすごい所です。一般人が「ちょっと踏ん張ったら痛めちゃって。」なんてのとは全然違くて、自分から出した力でって考えるとすごい意識です。
これを引き金に思ったように打席に立つ事が出来ず、出場回数も減ってきていたようです。それでも大事な所でバチバチだったようですが。
本人も復帰後に
「またピリッときたらどうしようという怖さはある。痛み、違和感はない。」
なんてコメントも残しています。
新井貴浩さんにとってもちょうど節目なのも理由の一つ。
ちょうど今年でプロ野球生活20年目を迎えたという事で、一つの区切りと考えやすいときなのですね。
「今年はファンを喜ばせてあげる事ができていない。」
なんてコメントを残しているようですが、ファンは誰一人そんな事は思っていないと思います。
球界一愛された男とまで言われた方なのですから。
それを証明するかのようにSNSが超ホットに。
新井貴浩さんの人気を物語るSNSの反応
Twitterなどの反応は凄まじく、この日は台風21号の影響で関西で大規模な停電が起こってしまい。ネット上はその事でいっぱいだったのですが、一気に新井貴浩さん一色になりました。
トップが”新井さん”なのもなんかとってもいいですね。 しかも11.の”緊急特番”も新井貴浩さんの緊急特番の件でした。
Twitterでも、
新井さん引退まじかぁ…
何度新井さんフォルダに癒された事か(´・ω・`)— もか (@amemoka) September 5, 2018
https://twitter.com/flying_funa/status/1037213229322256385
新井さん引退するなら広島は日本一になれ
— Luna (@Luna_windplayer) September 5, 2018
どんだけ愛されとんじゃいっ!っと突っ込んでる人もいたくらい。尊ぶ人でいっぱいです。
地元愛の強い、広島の方に愛され続け、さらには最近の好成績。
広島という地域がとっても好きになってしまう素敵な引退劇なのではないでしょうか?
新井貴浩さんはなぜここまで愛されているのか?
愛されるには理由あり、成績が優秀な事はもちろんですが、人格者として長年手本になり続ける事以外は方法はないのではないでしょうか?
新井さんは男気番長!
やはり、広島カープに対する愛情が大きいようです。
戦友である黒田選手とキャリアの最後を広島で迎えるという決断をした事。この際、お金の問題もあったようですが、そんな事よりも”気持ち”を優先して義理堅い決断をした事が、男気を見せた事がさらなる人気に繋がったのではないかと言われています。
ハードなトレーニングにも耐える根性!
さらに、引退前にチームに貢献するため。良い成績を残すために続けていたトレーニングはとてもハードで、残りのキャリアを広島に捧げる覚悟とその努力する姿が、ファンの心を売っていたと言われています。
40歳を迎える年齢でモチベーションを保ち続けるのはとても大変だったと思います。その際、黒田選手との友情。お互いを励まし合い、競い合う事でこの困難を乗り越えさせたなんて友情話も泣かせるエピソードの一つです。
新井貴浩さん。引退後、今後はどうしていくのか?
今後についての正式な発表はまだありません。
もちろん、この後リーグ戦もまだ続きますし、クライマックスシリーズも控えているわけですから、その先の事なんて現時点で口にするわけがありません。プロスポーツ選手だったら当然の配慮です。もし口にしたら猪木にビンタされますよ。←古い。
これだけチームに愛されている選手ですから、チームに関わっていく事は間違いないとは思いますが、どんな形になるんでしょうか?
やっぱりコーチが一番妥当?
一番最初に思いつくのはやはり、バッティングコーチでしょうか?勝負強く、ここ一番で打てるスタイルは技術的な事には止まらず、駆け引きなど、心の読み合いや間合い、野球というものに対する経験を伝えていって欲しいと思ってしまいます。
何より、ユニフォーム姿が見れなくなるのが最もさみしいです。
最近はすぐにコーチに就任したり、監督になってしまうケースも多いですからね。なんとかチームにいて欲しいのはファンの切実な願いではないでしょうか?
ゆっくりとビジネスに勤しむ?
これだけ美しく引退の花道を飾る事が出来てしまうと、もう満足!なんて事もないわけじゃありません。
スポーツ選手がいち早くビジネスマンになって大きな事業を成功させているケースも珍しくはありません。特にこれだけの実績を残せる人は間違いなく頭もいい。身体だけで勝ち残れるほど甘くはありません。
ベンチャーが自由に行える現代では野球に関連したビジネスももしかしたら?
一方で、飲食店なんかでアットホームにファンと触れ合えるお店なんかもやってくれたファンはすごい嬉しかったりしますね。本人に会えるのであればですけど。笑
会いにいけるプロ野球選手って、お店に選手がいるお店。出来たらすごい!
みんな知ってる。新井貴浩さんの実績を簡単に。
引用:なんjリーグ
本名
新井 貴浩(あらい たかひろ)
出身地
広島県広島市中区江波
生年月日
1977年1月30日
年齢
41歳
身長
189 cm
体重
102 kg
投球・打席
右投右打
ポジション
一塁手、三塁手
プロ入り
1998年 ドラフト6位
初出場
1999年4月3日
年俸
1億1,000万円+出来高(2018年)
経歴
広島県立広島工業高等学校 / 駒澤大学 / 広島東洋カープ (1999 – 2007) / 阪神タイガース (2008 – 2014) / 広島東洋カープ (2015 – )
背番号
25(1999年 – 2014年、2016年 – ) / 28(2015年)
プロフィールや経歴などは上記の通りです。
新井貴浩さんの生涯通算成績は?
今期の成績はまだ入ってませんが、現時点では
2320試合に出場
打率:.279
本塁打:315
打点:1279
盗塁:43
までが正確な記録ではないでしょうか?
まとめ
愛されながら、惜しまれながら引退していくものですが、ここまで反応があるのは新井貴浩さんの人柄やプレースタイルに何か惹きつけるものがあったとしか言いようがありません。
引退会見も笑顔がとても素敵でした。
そんな新井貴浩さんの今後にもぜひ期待していきたいと思います。